昨年(令和7<2025>年)より、春と夏、神戸の垂水区の舞子で20日間過ごすようになった。畏友Kが空てるマンションの一室があるから自由に使用してくれということで、お言葉に甘えて使わせてもらうことになったのである。何と無償である。この投稿も全国と謳っているのだから、東国、特に東京ばかり記事にしてはいけないと思いながらも、さすがに地方に取材に行くにはコストがかかるので、どうしようかなと思案にくれている最中(さなか)のお誘いであった。ここを拠点にすれば、西国、特に近畿地方は、かなりの数の店を回れると、願ったりかなったりで有頂天になったのは言うまでもない。
この舞子という場所は、東国の人には、当然のごとく馴染みが薄いだろうが、関東で言えば、湘南地方と相似しているような気がする。源氏物語で有名な<須磨>と<明石>に挟まれ、目の前には淡路島、そして穏やか播磨灘の海が広がり、それを跨ぐ明石海峡大橋の進入口で、周囲全体がリゾート地化した町なのである。そんな町の海沿いのマンションの一室は、まさに海に浮かんでいるようで、そこに居ると、借金だらけのまるでダメ男君が、一挙にハリウッドスターになった気分になれるのである(大げさかな)。まあ、持つべきものは金持ちの友ということか。そんなこんなで、私も徐々に関西に詳しくなってきつつある。この1年ばかり、京都、大阪、兵庫とかなりの数の店に足を運ぶことができたので店のストックもかなり溜まった。故に今後、この投稿は、西国中心になりそうなので、ご容赦願いたい(3<西国>対1<東国>)の割合。ただ、東国の人が西国を訪れた際の参考になればという気持ちで書くことが多いので、ぜひとも東国の人も無視することなく投稿を楽しんでいただければと思っている次第である。
それでは、まずは、今後お世話になる舞子の地域の御挨拶をかねて、舞子の店に顔を出すことにしよう。ただ、このJR線、山陽線舞子駅周辺、明石海峡大橋が平成10(1998)年4月5日出来る前は、それこそ何もなかったような場所で、今でこそ駅には大きな複合タワービル(Tio舞子)が建ってはいるが、町に商店街は不在で飲食店は多くはない。バスで丘の住宅地に上がれば、ショッピングセンターがあり、その周辺に飲食店は沢山はあるが、どこも全国に散らばっているチェーン化した店で、特徴的な店は、ありそうな気配はしない。

居酒屋です-768x1024.jpg)




まあ、そこで、今回は駅ビルを冷やかしながら、適当なところで昼飯をと、ぶらぶらする。このビル低層階(1階〜7階部分など)は店舗や公共施設などがあり、高層階は住宅(マンション)となっていて、2階にスパーマルハチ(この1年相当お世話になった)、3階が飲食店街になっている。7階海彩園という大きな和食屋があり、3階を覗くと大阪王将、リオ珈琲、酒楽食彩おおもり、という3店舗が軒を連ねている。まだ、いくら拠点を持ったとはいえ観光地気分が抜けず、どこでも食べれる大阪王将ではなないだろうと、お隣の「おおもり」に。何やらうどん(そば)居酒屋風で、ランチはうどん(そば)付きの丼ものも多くある。まあ、小腹を満たせればと余り期待せずに暖簾をくぐる。店構えは絵に書いたような、うどん(そば)店。箱はそこそこに広く、奥の窓側がカウンターになっており、海と橋と島が眺められるようになっており、その他4人掛けの卓子が四つに二人掛け2つ。主人が一人で厨房を差配しているようで、その奥様?が接客しているようだ。店内は時分時で、ほほ埋まりつつある。さて、二人掛けの卓子に通され、メニューを眺め、まずは生ビールを、そして肴にコロッケを注文。コロッケというのは何か無性に食いたくなることがある。本日はその無性の日だった。混んできそうなので、長いは禁物と、メインのきつねうどんを注文。しばし、ビールで喉を潤し、うどんを待つ。関西は、やはり、このひねくれた男でも、そばではなくうどんを注文してしまう。一度、他の店でそばを注文したならば、関西のうどん汁の中にそばが入っていたので、これはアカンと、そばを注文するのに怖くなり関西に来た時はうどんにすることにしている。そして、関西の汁にははきつねが一番合うような…、また関東の汁はたぬきが合うような…。これぞ両者のバカ試合である(意味わからん、いやいや関東汁と関西汁の対決のことだ。また、たぬきときつねが両方入ったものを、むじなうどん(そば)、又は、ばかしあいうどん(そば)という、勉強になるでしょ。)。



5分ほどで、品が到着。おーっと唸りたくなるようなTHE関西うどんなのである(写真参照)、何かどこにも隙がない、これぞ関西うどん。それではと汁を口に、イイネである。定番の昆布、イリコ、カツオ、旨味調味料が入った、まさに関西だし、結構な塩梅なのである。関西でも、何―もダシが効いていない店があることも体験で知るようになったので、ここはバッチグーなのである。うどんは乾麺だが、それほど気になるほどでない。因みにコロッケは普通であった。それで良いのである(コロッケにそれほどビックリするほど旨いというものありまっか)。汁を全部飲み干して、ご馳走様と心で呟き店を出たのだが、店はいつの間にか満員だった。これなら夜のツマミも期待できるなと、近場の飲食店として今後多いに利用させていただこうと、優しい日の光と海風を浴びながら、ハリウッドスターが住むマンションに帰ったのであった(そう言えば、ハリウッドスターでも借金だらけな奴がいたなー)。
-1024x768.jpg)





店名 酒楽食彩・おおもり
ジャンル うどん、そば、居酒屋
お問い合わせ
078-783-7857
予約不可
住所
兵庫県神戸市垂水区東舞子町10-1 Tio舞子 2F
交通手段
JR舞子駅・山陽電鉄本線舞子公園駅 徒歩2分
舞子駅から25m
予算(口コミ集計)
~¥999
支払い方法
カード不可
電子マネー不可
QRコード決済可(PayPay)