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No.83 東京都小金井市東町の中華「宝華」の「宝そば」を食しながらしみじみと主人の姿を懐かしむ

 雑誌の取材で、武蔵国分寺跡を訪れた帰りに、さて、西国分寺駅近辺でランチでもと相成った。しかし、この駅は母と兄夫婦が住む元よりの駅だが、母親が亡くなってからは行くこともなくなり6年ぶり、な~んも分から…
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No.73 神奈川県藤沢市の「中華大新」の大新ラーメンとやわらかい焼きそばを食べながら「50年問題」を考える

 町中華がどんどん消滅していっているそうだ。これを「50年問題」と言うらしいが、高度経済成長(60年代後半から70年代後半)期にゾクゾクと開店した日式「中華屋」※のオナーの高齢化による後継者問題が一番…
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No.58 千葉県船橋市「大輦」のソースラーメンを侮るなかれ。

 「ソウルフードと言えるか分からないけど、船橋のソースラーメン、イケルから食べてよ」と友人から言われたのは何年前だっただろうか。 船橋とは、色々と因縁がある土地なのだが、自分が経営する会社の末期に資金…
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No.52 東京都中野区東中野の「十番」のビールとタンギョウは神々しい三種の神器。

 自称東京漂流者の私も、終の棲家を見つけなければならない歳になったのだが、どうも昔から奥手で決断力のない性質で先延しにして現在に至っている。同じように死ぬのも先延ばしになれば結構なことだなとバカなこと…
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No.46 神奈川県平塚市「老郷(ラオシャン)」の酢湯麵は<老荘><禅>の境地を味わえるラーメンなのである。

 師走の慌ただしいなか、老境に入りつつある我々は、ほろ酔いで次の平塚随一のソウルフードと言われる「老郷(ラオシャン)本店」に向かったのであった。湯麵が余り好みではない私は、前回(No.45)の「どさん…