No.97   東京都目黒区ステーキハウス「リベラ」(目黒店)のステーキはプロレスラーの聖地に相応しく、心の中で雄叫びを上げながら、凄い勢いで一挙に喰らうべし。

 昔から逞しい筋肉マッスル男を見るとゾクゾクしたもので(あちら系ではないのだが…。)、自分もあの体をと、エキスパンダー(古いよな)などを買い込み筋肉改造計画を目論むのだが実践はとなると三日坊主で、ジェイソン・ステイサムのような体になるのは夢のまた夢で終わってしまうトホホな男だった。しかし、50歳を越えると、体に変調を来し、脊椎管狭窄症になり、挙句の果てには糖尿病が追加され、さしもの不摂生男も不安感が募り、筋トレを始めたのであった。今度は若い頃とは危機感が違い、7年ばかり習慣化して、現在まで続いているのである(エライ)。また、この歳で決意とは習慣化で達成されるのだということが分かる(若い時から分かっていれば、もっとエライ大人になっていたのだがー後の祭り)とともに、筋肉は年齢に関係なく成長していくものだということを実感し、日夜ムキムキと膨れる自分の肉体を鏡で眺め脂下がっているのである(ホントバカだねー)。

 そんなオジサンが、常々行きたかったのが、本日ご紹介するステーキハウス「リベラ」。マッスルアスリート業界では知らない人はいない有名店である。マスコミなどにも度々紹介され、今更ここで記事にすることもないのだが行きたかった場所なので、あえてご紹介する。というか、この店、目黒という立地なのに、何せ交通の便が良くない場所にあり(実は、目黒区、東京の人気の場所の割に滅茶不便な場所なのである)、訪れるのによほど決心がいるのであるが、とうとう行く機会に恵まれたのであった。本日は祐天寺(浄土宗の寺)の取材後、月光泉という銭湯で一っ風呂浴びてからの訪問と相成った。17時開店ということで、相当な人気店なので16時30分に到着するよう湯を上がる。林試公園というアメージングな場所を散策し店の前に到着。すでに6人ほどの列ができている。一巡目で入れそうなのを喜び列に並ぶ。目の前にはYouTubeで良く観る「店構え」の光景が…。オオー、ザ・ロック、ハルクホーガンがいて、ブルーザー・ブロディが、アンダーテイカー、そして曙もいる。小さい写真ながら、テリー・ファンク、スティーブ・ウィリアムスもいる。しばし、眺めていると従業員が出てきて注文を取りに来た。瓶ビール(中瓶)とグラスワイン(赤)、そしてやはり名物の1ポンドステーキ(リブロース・450グラム)とこれも旨いと言われているポタージュスープを注文。連れはヒレステーキ(200グラム)とサラダを注文、両方とも半ライスでお願いする。後ろにゾクゾクと人の列ができている。おっーと時計はまだ45分なのに、店の粋な計らいで入場でき(プロレス興行ではない)、早速店内に…。ここもYouTubeで良く観る光景が広がる。店内の天井壁には、体だけデカイ荒くれ男たち(ホントはイイ人なのだ)の写真が処せましと貼ってある。あまりの多さに誰が誰だが解読不能。力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、デストロイヤー、ブッチャー、タイガージェットシン以外はいるのだろうなと、眺めているだけでも楽しくなるのである。何故かオジサンが座った横には安岡力也がいた。

 店内は6人掛けのテーブルが3つと、4人掛けが一つ、カウンター席が6席。カウンターの奥では、店主(オーナー)がグリラーの前で少し笑みを浮かべて、黙々とステーキを焼いている。その下で3人の従業員(女性一人)がテキパキとお客を相手にしている。真ん中の6人掛けのテーブルに案内され着席。前には親子連れの3人がいて相席になる。すぐに名物のステーキタレが小鉢で運ばれてくる。実はオジサンはこの名物タレ(YouTubeでは盛んに旨い旨いと連呼されている)が、如何様な味がするのかを確かめるのが一番の目的であったのである。大根おろしと、玉ねぎとニンニクが入ったソースのようだが…。ビールで喉を潤していると、ポタージュスープが目の前に。このスープも店の名物らしいが、さて如何なものかと、口に運ぶが、これは普通としかいいようのない代物。因みにサラダも普通(これは当たり前か)である。そして、しばし(5分ほど)待つとメインの1ポンドステーキが登場する。さすがにデカイ。連れのヒレも登場、こちらは200グラムで凡庸な大きさである。鉄板でジュージュー音がする肉にナイフを入れ、まずはプレーンでいただく。ちょうど良い肉肉しい硬さで、嫌な臭さもなく上出来のステーキ。次に塩とコショウをふり一口。そして、待ちに待ったタレをステーキに載せ野性動物のように喰らいつく。ワインを飲み、また喰らいつく。甘めのタレかなと思いきや、大人の飽きない味。これなら横綱ステーキ(リブロース 640グラム)もいけそうである。連れのヒレも一口所望したが、肉としての品はこちらがあるが、やはり「リベラ」はこちらのリブがマッスルらしくてよいように感じる。因みにオジサンはアメリカンビーフだと思い食べていたが、オージービーフだそうだ。オージービーフでこれだけの質なら結構である。前の家族も周囲の家族も黙々と肉に喰らいついている。この店は仲間と楽しく会話をしながらの店ではない。牛丼屋のように黙々と口に運び、食に徹する店なのである。オジサンなどは、外で並んでいる人のことを考えてしまい、どうしても忙しなくなってしまう(イイ人でしよう)。しかし、残り3分1ほどで、腹が膨らみだし、きつくなってきたが何とか完食したのであった。

 最初は、横綱よりもチャレンジメーニュー(1ポンドステーキ3枚と大盛ライス3皿を30分以内完食で10,000円、失敗すると12,000円ほどお支払い)もイケルのではなどと妄想していたが、こりゃアカンのである。総評としては、なかなか面白店ではあり、近くにあれば何度も顔を出すだろうが、この交通の便の悪さで、次に来店するかと言えば疑問である。値段もかなり上がったらしく(以前は1ポンドステーキ3,800円)、現在のこの値段で伺うかと言えば、ないなと思ってしまう(因みにこの「リベラ」五反田ー高輪台駅3分)にも店があり、こちらは目黒店の御父さんが店主で、全て同じものを提供しているという)。肉の質で言えばオジサンの塒の近くにも似たような(上野周辺)店はあるのである。しかし、一度訪れることが出来て良かったのであった。店を出るとまだまだ長蛇の列で、23時の閉店までどれぐらい数の人間が、あの肉を喰らうのかと考えながら、腹一杯でクラクラしながら目黒駅まで歩いたのであった。血糖値を下げるため、あの急な行人(ぎょうにん)坂を上がろうかと考えたのだが、メゲテしまい緩やかな権之助坂にしたのであった。やっぱりトホホな男である。しかし、目指すは、ジョー・マンガニエロの肉体、さあ、明日から筋トレ頑張るぞと坂を登ったのだった。

ステーキハウス リベラ 目黒店
ジャンル ステーキ、洋食、スープ

お問い合わせ      03-3793-9955

予約は不可で、先着順になります。営業中は、大変混雑してる為に、電話が繋がらない可能性があります。ご了承ください。

住所      東京都目黒区下目黒6-17-20

交通手段             
山手線目黒駅より東急バスで10分程度。【大岡山小学校行き】に乗り→【目黒消防署】にて下車30秒。
学芸大学駅から1,088m

営業時間
17:00~23:00
ランチは営業していません。

定休日
毎週月曜日、第3月曜と火曜日※公式インスタグラムで随時更新しています

支払い方法          
カード不可
電子マネー不可

ステーキハウス リベラ 五反田店
ジャンル              ステーキ

お問い合わせ      03-3446-6941
予約不可

住所      東京都品川区東五反田3-6-18
交通手段
高輪台駅より3分
高輪台駅から227m

営業時間             
火・水・木・金・土・日 18:00 – 22:00
月 定休日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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