No.117  福島県郡山市「石窯工房 パンテラス」のクリームボックス。やっとこ縁ができた一品だが、糖尿なので二枚で我慢いたしました。

 これぞ、ソウルフードという一品が各地にあるのだが、なかなか縁がなく、であうことができないものが多くある(それでイイノダが)。この郡山のクリームボックスも、まさにそんな典型の一つだったのであった。5年前ほどから、探しもとめ、情報を集めては、手に入れようと足を運ぶのだが、「売り切れ」「入荷は明後日」「入荷予定日ははっきりしない」等と言われ、泣く泣く退散、これは縁がないのだなと諦めかけていたのであった。そんなに欲しいのなら、郡山まで買いに行けばいいのではと…。いやさすがに、クリームボックスを買いに行くためだけで郡山まではと躊躇い、日がたつとともに、クリームボックスのことなど忘れていたのであった。ところが、最近、仕事帰りに上野駅を降り、コンコース広場を通りがかると、福島物産店が開催されていたのだが、何気なく、店舗を眺め回すと、クリームボックスという文字が目の前に現れたのであった。一瞬、脳が少し反応する。そもそも昔から脳の回転速度が遅いオジサンは、数秒かかり、あのクリーム…と、やっと探し求め続けていたクリームボックスが目の前にあることに気づいたのであった。「おーっと」と心の中で雄叫びをあげて手にしたのであったが、探しもとめていたのとはちょっと違うなと思いながらも、4つほど手にとってレジにむかったのであった。
 そしてすぐに塒(ねぐら)に帰って、求めていた「白い恋人」ならぬ「クリームボックス」を食らいついてやろうと自転車のペダルを漕いだのである。

 と、その前にクリームボックスとは何かを簡単に紹介しておこう。
 クリームボックスとは、福島県郡山市で生まれた厚切りの小さな食パンにミルク風味の白いクリームを塗ったローカルパンのことで、昭和51(1976)年、「ベーカリーロミオ」という店が発祥だと言われている。その後、郡山市民に親しまれ、市民には欠かせないフードになっている。面白いことに、郡山外部にはあまり普及せず、まさに、そこがソウルフードと言われる所以なのだそうだ。
 オジサンが求めていたのは、この長女の「ベーカリーロミオ」のクリームボックスだったのだが、2024年に一度販売を終了してしまい、幻となるとこだったのだが、2025年3月にヨークパーク(郡山市)でリニューアルオープンして販売しているそうである。しかし、連日行列ができ、数も限られているので、購入難易度も高くなっていること。まあ、東京にいるオジサンが手に入れることができなかったのも、もっともなのである。
 ただ、現在は、郡山の数十軒ほどの店で、クリームボックスは販売され、味も甲乙つけがたいので、まずは手に入ったもので我慢なのである。

 さて、今回食するのは、次女か三女か五女か分からないが「石窯工房 パンテラス」のもの、上品なオシャレな包みから、パンをだし、真ん中からチギリ、クリームとともにパンを頬張る。クリームの味はイチゴに掛けるコンデスミルク(練乳)の味をもっと温和しく繊細にした感じである。ひょっとする練乳で育ったとオジサンの世代には、懐かしく親しみやすい味かもしれない。これなら5枚ぐらいはいけそうだが、そこは糖尿なので2枚に押さえました。他にも「チロル」「パーふたばや」「大友パン店」「ベルボーイ」「モリブラン」「ガトーナカヤ」「サンエトワール」等、郡山を訪れて、このソウルフードを逃す手はないのである。オジサンも郡山を訪れた際は是非とも食べ比べをしようと思っている。
 最後に、クリームボックスを全国区などにしようなどという、山っ気しかない大資本に引っかからないでほしいものである。郡山で完結するソウルフードとして根強く販売し続けていただきたい。クリームボックス一個(140円―原稿執筆時)

石窯パン工房 パンテラス 郡山店
(石窯パン工房 Panterrace)

ジャンル パン、カフェ

お問い合わせ     
024-983-6682
予約不可

住所      
福島県郡山市安積町日出山1-132 1F

交通手段
49号線沿い 郡山警察署からいわき方面へ行き、橋を渡り下り坂を過ぎてすぐ

安積永盛駅から2,057m

営業時間             
月・火・木・金・土・日
07:00 – 18:30
水曜定休

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

支払い方法         
カード可 電子マネー不可 QRコード決済可

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